1948-12-22 第4回国会 衆議院 本会議 第20号
去月十八日、政府は、全國農地委員が会同協議しまして、委員手当等につきまして予算上の追加計上を要請いたしましたのに対しまして、吉田総理大臣の名前をもつて、文書によつて、すなわち財政の許し得る限度において希望に沿うよう検討中であることを回答いたしたのであります。この総理大臣の言明は、はたして國家財政の限度において、どれだけの数字を計上したか。地方財政の支出は、今日財政法により不可能である。
去月十八日、政府は、全國農地委員が会同協議しまして、委員手当等につきまして予算上の追加計上を要請いたしましたのに対しまして、吉田総理大臣の名前をもつて、文書によつて、すなわち財政の許し得る限度において希望に沿うよう検討中であることを回答いたしたのであります。この総理大臣の言明は、はたして國家財政の限度において、どれだけの数字を計上したか。地方財政の支出は、今日財政法により不可能である。
農地委員会の経費につきましては、これは第一次吉田内閣で計画いたしたことでございまするが、市町村農地委員会に対しまして一委員会三万三千円、都道府縣農地委員会費として四万三千円、これは当時の千六百円ベースに基いて昭和二十二年度に計上いたしたのでございまするが、本年度分といたしまして、全國農地委員会協議会等から、都道府縣委員会に対しまして九十七万八千円、市町村農地委員会に対して十三万五千八百七十円、全國の
○井出委員 その問題については、先ごろ全國農地委員会の委員の大会が東京にございました。おそらくその決議等は大臣のお手元へも届いておると思うのでありますが、そのときの空氣等から申しますと、もしも予算半減というようなことがあれば、農地改革の事業が一頓挫をするのではないか、一種のデモンストレーシヨンでもあつたかと思いますけれども、こういう点については心配はないものであるか、その点をお伺いします。
さらに政府に対してお尋ね申し上げたいのは、全國農地委員会の全國大会を催し、また各地における農地委員等は、自由党内閣の再現によつて、農地改革の前途に対して暗影を投ぜられておるというような不安に、今かられておることは事実なのでありますが、かようなことはマツカーサー元帥の日本に対する基本政策に基く観点からいたしましても、わが國に対して大きな惡影響を與えるものである。
大体三十八億程度の最少限度の希望を、全國農地委員大会等においても、農林当局にいろいろ折衝の結果、その数字をつかみ、その程度を期待いたしておつたのでございますけれども、追加予算におきましては、その一割、三億八千万円程度しか確保せられないということで、非常に失望いたしておりまするが、かようなことでは実際いかに農地改革に熱心であられる農林大臣といたしましても、経済的な予算面から、この方面が大きく障害となつて
○木村(榮)委員 ちよつと國会法を調べて見ましてところが、兼ねてやつているのは全國農地委員の矢尾君と、それから二人かそこらあるのであります。この者は院議をもつて兼務を認めているのですが、われわれの場合はそういう場合でなくて、兼務さしつかえなしと農林省が御裁断になつている。その点は大体どういうふうな解決がつくのですか。法制部の方から承りたいと思います。
○木村(榮)委員 そういたしますと、全國農地委員は兼務してもよろしいというのは、本会議で決議になつておると思いますが、縣農地委員などの場合は、議院運営委員会で大体そういうことが話に上つて、認められておつたわけでしようね。そうでないと、どうもおかしいて思う。